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「うなぎ供養」と「すっぽん供養」
今日の諫早は梅雨明けの天候らしく
青空の眩しい真夏の一日となりました。
神社では、ご家族での還暦祭と厄入厄除祈願、
恒久平和ならびに健康祈願の神事をご奉仕させていただきました。
さて、一昨日のこと
本明川の河川敷で、いさはや鰻料理振興会の主催にて
「うなぎ供養」の神事が行われ、ご奉仕させていただきました。
この「うなぎ供養」は毎年、
うなぎ料理が名物となっている市内専門店をはじめ
関係者ご参列のもと、うなぎへの供養と商売繁盛を祈願して行われています。
諫早では「楽焼(らくやき)うなぎ」という、独特の料理法があります。
「楽焼(らくやき)」は
鰻を焼いたあとに、二重底になった京都の楽焼きの独特な器を使い
仕上げにその器で蒸すのが特徴です。
楽焼きの空洞部分にお湯が入っているため、
うなぎがほどよく蒸されて、ふっくらとし冷めにくく
とろけるような独特の舌触りが生まれます。
当日は、雨の予報となっていましたが
明け方には止み、滞りなく神事をすることができました。
ちなみに、うなぎ料理専門店は
「北御門」「福田屋」「鰻割烹井手」「御食事処本明」「魚荘」の5店です。
また振興会には、諫早のうなぎ問屋で
うなぎ蒲焼を販売されている「諫早淡水」さんも加盟されています。
神事のあとは、
地元の保育園の子どもたちが、体長30センチから40センチほどの
およそ80匹のうなぎを川に放流しました。
その後、振興会では市内の介護施設入居者に鰻弁当:約60食を贈ったそうです。
今年、平成29年の
土用の丑(うし)の日は、7月25日(火)と8月6日(日)の二日間です。
栄養豊富で美味しい諫早の「楽焼うなぎ」を食べて
この暑い夏を乗り切っていただければと思います。
また、先週のことになりますが
これまた諫早の名物であるスッポンの料理を提供している
四季の蔵・食楽亭さんで、「スッポンうなぎ供養」の神事をご奉仕いたしました。
食楽亭では、全国2位の出荷高を誇る諫早産のスッポンを使用した料理や、
今年5月からはうなぎ料理も提供されています。
この日は、スッポンとうなぎの供養をするため、
調理場の祭壇に、オス・メスの2匹のスッポンとエサ、うなぎ、
そして調理に使用する包丁をお供えしました。
供養の神事では、食材への感謝と
安心安全で美味しい料理の提供を祈願しました。
神事の後、スッポンとうなぎは
食楽亭そばを流れる福田川に放流されました。
つい忘れがちな感謝の気持ちですが、こういった機会に
日頃、当たり前のように口にする食べ物は
たくさんの命を頂いているであるということに
改めて思いを寄せ、感謝の気持ちでいただくことは大切なことです。
これからも諫早が誇る
美味しい「すっぽん料理」を提供され
多くの方々に食べていただきたいと思います。