【夏越の祓2022】茅の輪くぐり・ヒトガタ祓い・茅の輪まもり
【 お知らせ 】
昨年に引き続き、本年も、感染症対策として
神事へのご参列の呼びかけは自粛させていただきます。
茅の輪くぐり・ヒトガタ祓えと
各自で行っていただき「茅の輪まもり」をお受けになって
疫病退散・無病息災をご祈願ください。
◎ヒトガタ頒布
6月15日(水)から頒布 受付7月3日(日)まで

・人形(ヒトガタ)
・車形
・いぬ形
・ねこ形
・ペット全般形
・二輪車形
ヒトガタの他に5種をご用意しております。
ご入用の方は、ヒトガタと合わせてお持ちください。
ヒトガタ祓えをお受けの方に「茅の輪まもり」をお授けしています。
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ご遠方の方も
オンライン遥拝授与所にて
ヒトガタ祓・茅の輪まもりをお受けいただけます。
半年分のお祓いをしていただき
清らかな心身で、新たな半年をお過ごしくださいませ。
オンライン遥拝授与所はこちら
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◎茅の輪くぐり設置
6月17日(金)~7月3日(日)まで

今年も一年の半分が過ぎました。毎年6月は、
夏を無事に越せるようにと祈願する「夏越の大祓」が行われます。

社頭(お参りをするところ)で
事前に 人形(ヒトガタ)を頒布しておりますので
ご自由にお持ち帰りいただき、ヒトガタ祓いをお受け下さい。
ヒトガタはお祓いをして、お焚き上げをいたしますので
7月3日(日)中までに社務所へお納め願います。
社務所にヒトガタをお納めされた方には
「茅の輪守り」をお授けしています。
また、社殿前の「茅の輪」を設置しています。
どなた様も「茅の輪くぐり」をすることができます。
その年々の節目におこなわれる大祓は
疫病退散をはじめ、自らの罪や気枯れを祓うとともに
この半年の自分を振り返るための機会としたいものです。
大祓(おおはらえ)とは
私たちが日常生活の中で知らず知らずのうちに人を傷つけたり、
罪を犯したり、穢れに触れています。
そして、その状態を放っておくといずれ大きな災厄となって
降りかかってくると云われています。
この大祓式の神事は
それらの「罪」「過ち」を取り除き、
体内に生じた「ケガレ(=気枯れ)」を人形(ヒトガタ)に託して
祓い除けるという日本古来の伝統的な行事です。
毎年6月と12月の末に行われ、6月を「夏越の大祓」
12月を「年越の大祓」といいます。
特に6月末の「夏越の大祓」では
心身を清めるための「茅の輪くぐり」を行います。
歴史
その歴史は古く、平安時代に大宝律令で正式な宮中行事と定められ、
中世より全国に普及し、現在も多くの神社で行われています。
なお、当神社では
この数十年は斎行できずにいましたが、数年前から復活いたしました。
茅の輪(ちのわ)
「茅の輪」とは茅草等で作られた大きな輪のことで
これをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるとされています。
くぐり方は、
左まわり・右まわり・左まわりと
8の宇を書くように三度くぐり抜けます。
こうして心身ともに清らかになり、
あとの半年間を新たな気持ちで過ごすことができるのです。
芽の輪の起源については、
善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が
「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、
そのとおりにしたところ
疫病から免れることができたという故事からきています。
ヒトガタ
大祓では、身代わりヒトガタに託して、これまでの罪穢れを祓い除けます。
①各人それぞれが自身の全身をヒトガタで丁寧になでます。
特に病んでいる部分などがあれば、より丁寧になでるとよいでしょう。
②最後に、そのヒトガタに「フーッ」×3、と息を3度吹きかけます。
こうすることで、自分に積もっている罪やケガレ、
身体の悪い部分がヒトガタに移ると云われています。
それらがヒトガタに乗り移るよう祈念を込めましょう。
ヒトガタ祓いをされた方には、「茅の輪守り」をお授けします。
このように、その年々の節目におこなわれる大祓は
罪や穢れを祓うとともに、自らを振り返るための機会となります。
大祓により、清浄な心身で残りの半年を過ごしましょう。
「茅の輪」くぐり方
「茅の輪」とは、茅などでつくられた大きな輪のことで
これをくぐることで、ツミ・ケガレを祓います。
くぐり方は、左まわり・右まわり・左まわりと、
8の宇を書くように三度くぐり抜けます。
また、3回くぐる所作の際に
次の三つの唱え詞(となえことば)を唱えながらくぐりることが
古式に則ったくぐり方となります。
①左廻り 唱え詞
水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶと云うなり
(みなづきの なごしのはらえするひとは ちとせのいのち のぶというなり)
【要旨】
六月に夏越の大祓をした人は、寿命が千年にも延びると云われている
②右廻り 唱え詞
思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな
(おもうこと みなつきねとて あさのはを きりにきりても はらいつるかな)
【要旨】
思い悩む事が全て無くなってしまうように祈りながら、
麻の葉を切りに切って大祓をするのだ
③左廻り 唱え詞
蘇民将来 蘇民将来
(そみんしょうらい そみんしょうらい)
【要旨】
蘇民将来の説話にあやかって何度も復唱
唱え言葉を唱えながら「茅の輪くぐり」をいたしましょう。