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「年の瀬」、「年末」について
「年の瀬」「年末」
いかがお過ごしでしょうか。
神社では、お正月の初詣に気持ちよくご参拝いただけるよう
様々な準備の真っ只中です。
さて、ふと立ち止まり
改めて考えると「年の瀬」「年末」とは
どのような意味を持つものなのでしょうか。
お正月、つまり新年を迎えるというのは
一年の切り替え時であり、
あらゆるものがリセットされる時とされています。
旧い年を終わらせて新しい年を迎える準備をする、
それが年末なのです。
そして、年末こそ実は大切な時だと考えられているのです。
12月は師走(しわす)と言われます。
これは、年末までに済ませておくことが多く
「師が走るくらい忙しい時期」というのがその語源とも言われています。
平安時代末頃にはそのような記述があるようです。
また、年末といえば大掃除です。
煤払い(すすはらい)など大掃除をして
昨日(12/28)が仕事納めだったところもあるのではないでしょうか。
ただし、年末には物理的にキレイな状態にするだけでなく
心身ともに清らかにするということが大切とされています。
当神社でも行われ、全国の神社でも行われてきた
「年越の大祓式」の神事もまさしくその意味が込められています。
さらに、12月に盛んに行われる忘年会も、
精神的な煤払いの意味が込められていて
旧年に溜まった心のケガレ(気枯れ)などを払って、
それらを忘れて新たな年を迎えられるよう
全国各地で様々な忘年会が開かれています。
このように、
年末にはこの一年を総括し、顧みるとともに
「心身ともに清らかな状態にして新年を迎える」ことが、
古来より引き継がれてきた年末の各種行事に込められている
メッセージなのではないでしょうか。