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【ご案内】夏越の大祓式 6/27(日)16:00~
本日は「戌の日」と土曜日が重なっているということもあり
安産祈願(着帯祝い)のご祈祷が多い一日となりました。
どうぞこれからもご自愛いただき安静にお過ごしになって下さい。
さて、先日より通知しておりましたとおり
「夏越の大祓式」斎行の詳細をご案内申し上げます。
■平成22年 夏越の大祓式
日時:6/27(日)16:00~ 所要時間:約30分
場所:諫早神社境内
※自由にご参列できますので、どうぞご参集下さい。
なお、雨天の場合も決行致します。
※本初穂料は300円ほどお心持ちでお納め下さい。
※ご参列できない方も
社頭にて事前に大祓の人形(ひとがた)を頒布しておりますので、
人形をお持ち帰りいただき、当日6/27までに社務所へお納め下さい。
お納めいただいた人形は大祓式の神事でお清めお祓いをし、
全てお焚き上げ致します。
※「茅の輪」の設置期間は、6/20頃~7/3頃を予定しております。
【大祓式とは】
私たちは日常生活の中で知らず知らずのうちに人を傷つけたり、
罪を犯したり、穢れに触れています。
そして、その状態を放っておくといずれ大きな災厄となって
降りかかってくると云われています。
この大祓式の神事は
それらの「罪」「過ち」を取り除き、
体内に生じた「けがれ(=気枯れ)」を人形(ひとがた)に託して
祓い除けるという日本古来の伝統的な行事です。
毎年6月と12月の末に行われ、6月を「夏越の大祓式」、
12月を「年越の大祓式」といいます。
特に6月末の「夏越の大祓式」では
心身を清めるための「茅の輪くぐり」を行います。
【歴史】
その歴史は古く、平安時代に大宝律令で正式な宮中行事と定められ、
中世より全国に普及し、現在も多くの神社で行われています。
なお、文書で残っているものが手元になく定かではありませんが、
当神社ではずっと斎行できずにいたため
数十年の時を超え、約百年ぶりに「大祓式」の復活となります。
【茅の輪】
「茅の輪」とは茅草等で作られた大きな輪のことで
これをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるとされています。
くぐり方は、
「水無月(みなつき)の夏越しの祓する人はちとせの命のぶというなり」
という古歌を唱えつつ、左まわり・右まわり・左まわりと、
八の宇を書くように三度くぐり抜けます。
こうして心身ともに清らかになり、
あとの半年間を新たな気持ちで過ごすことができるのです。
芽の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が
武塔神(むとうのかみ)から
「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、
そのとおりにしたところ
疫病から免れることができたという故事からきています。
【人形(ひとがた)】
大祓では、身代わり人形に託して、これまでの罪穢れを祓い除けます。
①各人それぞれが自身の全身を人形で丁寧になでます。特に病ん
でいる部分などがあれば、より丁寧になでるとよいでしょう。
②最後に、その人形に「フーッ」×3、と息を3度吹きかけます。
こうすることで、自分に積もっている罪や穢れ、身体の悪い部分が
人形に移ると云われています。
それらが人形に乗り移るよう祈念を込めましょう。
このように、その年々の節目におこなわれる大祓は
罪や穢れを祓うとともに、自らを振り返るための機会となります。
大祓式により、清浄な心身で残りの半年を過ごしましょう。