ドイツ大統領が伊勢神宮に参拝
神社新報(第3093号)によると、10月26日に
ドイツ連邦共和国のクリスティアン・ヴルフ連邦大統領が
伊勢神宮を参拝されたそうです。
大統領は同行する日独両国の関係者などとともに
内宮・御正宮の内玉垣南御門前まで進んで
二拝二拍手一拝の作法で拝礼されました。
海外の要人の方々が伊勢神宮にご参拝される際は、
参拝後に記帳をされるそうですが、
不思議なことにそのほとんどの方々は、名前だけでなく
自発的に参拝の感想やメッセージを書かれるとのことです。
今回、ドイツのヴルフ大統領も
以下のような内容で記帳をされています。
「人生において本当に大切なものは何か。
伊勢神宮というこの特別な地においては、
それをはっきりと感じることができます。
貴国日本が、これからも自然との深い繋がりを
守っていかれますことを心から祈念しています」
また、日本ドイツ両国の
良好な関係を願う旨も合わせて書かれたそうです。
このような感想やメッセージをお聞きすると、
私たち日本人が慌ただしい日常の中で忘れがちな大切なことを
ハッと気付かされる思いがします。
忙しい毎日の中でも、節目節目には
私たちの祖先が大切にしてきた日本人としての生き方を
見つめ直し、その意味を理解することも大事なのかもしれません。