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皇居勤労奉仕の感想(2)
今日の諫早は早朝より雨が降っていましたが
お昼前には止み、陽が差し込む温かい一日となりました。
神社では、外祭で地鎮祭のご奉仕がありました。
雨の影響で地面がぬかるんでいましたが、
施工者さんのお心遣いで対策をしていただきまして
スムーズに斎行することができました。
さて、前回ブログの続きで
長崎県神社庁の「皇居勤労奉仕の旅」が
どのようなご奉仕なのか、どういった感じのツアーなのか、
近年参加された方々の感想を数回に渡ってご紹介していきます。
この感想は、神社庁が毎年発行している『庁報』に
掲載されており、神社庁のホームページで公開しているものです。
なお、今年の「皇居勤労奉仕の旅」のご案内はこちらです。
------ ここから ------
皇居勤労奉仕の感想(2)
平成24年庁報に掲載 〜Mさん(長崎市在住の女性)の参加記〜
この度、初めて皇居勤労奉仕団(9月11日~16日)に参加致しました。
神社敬神婦人会の私たち姉妹三人とも参加が叶い、
宮司を始め職員の皆様方にも感謝申し上げます。
奉仕団の団員は36名(内、9名は宮崎県から参加)で、
六日間ずっと一緒に行動したのですぐに仲良くなりました。
皇居奉仕は初めての参加で何もわかりませんでしたが、
団長の早田様がやさしく導いて下さり、
安心して過ごすことができました。
東京に着いた日は、
私の親族が祀られている靖國神社への正式参拝があり、
感動を覚えながらしっかり手を合わせました。
奉仕一日目は、皇居内の窓明館で、
宮内庁の職員の方から細かく説明を受けました。
初日は東御苑地区の清掃ということで、
誰もが入れない場所の見学をさせて下さり、
ユーモアを混ぜて案内いただきました。
窓明館の隣の席には、
石川県の金沢工業大学の学生さんが座っていて、
若い人たちの皇室敬慕の念に感心し安心もしました。
天気もよく日差しが強かったため、汗をかきましたが、
その汗も勤労奉仕ということで清々しく感じました。
奉仕二日目は、
午前中からなんと天皇皇后両陛下の御会釈を賜りました。
御会釈の時間になると参集所の前で車を降りられ、
入口に御見えになられた瞬間、胸がつまり、
なんとも高貴な空気が漂っていました。
私達の近くで、今回皇居奉仕に来ていた六団体の団長一人一人に
お声をかけられ、団長が陛下の御言葉にそれぞれ答えました。
御会釈の最後に、我々の早田団長が選ばれて、
万歳三唱の先導を行い、両陛下を目の前にして万歳三唱を行いました。
本当に感激でした。
午後からは宮殿地区の清掃で、天皇陛下のお手植えの稲穂も実り、
皇后陛下の桑畑、三百年から六百年も続く盆栽等を見学しました。
飾られる盆栽は賓客毎に変えられるとのことで、
びっくりするとともに感動しました。
奉仕三日目は、
赤坂御所の清掃奉仕で、昨日と同じように奉仕の後、
皇太子殿下の御会釈があり、感激致しました。
園遊会のある場所の見物もでき幸運でした。
奉仕四日目は、
宮中三殿の清掃奉仕を行い、有難く参拝もさせて頂きました。
奉仕が終わった後には、
東京浅草の浅草寺参拝、東京スカイツリー、
豪華船ディナークルーズ、最終日には伊東温泉で疲れを癒し、
江ノ島の辺津宮や、鎌倉の大仏等を参拝することができました。
今回、皇居奉仕に参加できたこと、
天皇皇后両陛下より賜物を頂戴致したこと、
大変御利益を感じ満足の時間でした。
東京からの帰宅後、月日の過ぎるのが早く、神社の秋祭りが始まり、
天気にも恵まれ、大勢の人で賑わい最高の三日間でした。
私も毎年行列に参加しておりますが、
今年は皇居勤労奉仕参加後でしたので、感謝一入でした。
末尾に、この素晴らしい皇居勤労奉仕団が
末永く続くことをお祈り申し上げます。
------ ここまで ------