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ラジオに出演しました ( H27.8.25 )
今日の諫早は台風15号の影響で昨晩からの強風と雨が続き
お昼前には落ち着いたものの、自然の脅威を感じた一日となりました。
神社では、大きな被害はなかったものの
多くの小枝や枯れ枝が落ちて清掃作業に追われました。
さて、本日は 機会をいただきまして
地元のラジオ局「エフエムいさはや(レインボーエフエム)」さんの
生番組に出演してまいりました。
エフエムいさはやさんは、
長崎県央地域 (受信可能人口約24万人) をエリアとする
コミュニティFM局で、行政情報、各種イベント情報、生活情報など
身近で役に立つ様々な地域の情報を放送されています。
今回 出演させたいただいた番組は「 元気です!ISAHAYA 」で、
パーソナリティは 太田陽さんです。
出演は17:10からの15分ほどで
今回は、昨日から来襲した台風にちなんで
「二百十日(にひゃくとおか)」についてお話をさせていただきました。
来週の9月1日のカレンダーを見ていただくと
「二百十日」と書かれていることをご確認いただけると思います。
「二百十日」は雑節のひとつで、立春を起算日として210日目の日です。
年によっても変動がありますが、平年であれば9月1日、閏年なら
8月31日となり、数十年のスパンでは立春の変動によって決まります。
「二百十日」は、 季節の移り変わりの目安となる「季節点」のひとつで
台風が来て天気が荒れやすいとされている時期なのです。
現在のように台風の予測ができなかった時代、人々はこの日を恐れて警戒し、
風を鎮める祭りを行って収穫の無事を祈るようになりました。
この時季は、稲が開花・結実する大事なときですが
台風が相次いで襲来し、農作物が被害を受けてしまうことがよくあり
この日を厄日とすることで、一つの目安として警戒を呼びかけてきたのです。
このような暦の節目は、
先人たちの経験知に基づいた生活の知恵が凝縮されている大切な文化です。
「二百十日」は、既に1600年代(江戸時代)の暦には記載されており
おそらくそれよりずっと前から、台風の来襲を警戒する時期として
私たち日本人の稲作文化に欠かせない一つの目安だったのではないでしょうか。
また、農作物を風雨の被害から守るため
全国各地の神社で風鎮めの儀式や祭が行われています。
当社の兼務社である諫早市森山町の河上神社でも
9月1日を前に、風除けの神事「風神祭(ふうがんさい)」として行われ
氏子総代ご参集のもと、農作物を風害から守るための祈りが捧げられます。
また機会がありましたら、日本の伝統文化や
日本人が大切にしてきた年中行事についてご紹介していきたいと思います。