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『玉じゃり』の「造営ニュース」に 貴船神社
今日の諫早は冷たい風と雨が吹き荒び、
体感気温も一気に低くなった一日となりました。
神社では、七五三詣のご奉仕をさせていただきました。
足元が悪い中にもかかわりませずようこそお参り下さいました。
さて、長崎県神社庁では
一般の氏子崇敬者・参拝者の皆さま向けに
日本の伝統文化のこと、さらには県内の各神社に親しみをもっていただきたい
との趣旨により、神社情報冊子の『玉じゃり』を毎年 発行しています。
いずれも年末に発行して県内各神社に届けられています。
『玉じゃり』の内容は、主に
その年の神社界を中心としたトピックや
改築が行われた神社のお知らせ(ご造営ニュース)などがあります。
その他にも、各神社の総代さんの紹介、簡易神棚のプレゼント、
伊勢神宮参宮団ツアー、皇居勤労奉仕団ツアーの案内などが掲載されています。
今回、平成28年版として発行された
最新の『玉じゃり』の「御造営ニュース」に
当社が兼務をしています栗面町・貴船神社が掲載されていますのでご紹介します。
本ブログでも度々ご紹介しておりますように、栗面町・貴船神社では
昨年から、社殿の著しい老朽化と御鎮座260年記念事業ということで
改築事業が進められ、今年の9月には新しいご社殿に神様にお鎮まりいただく
本殿遷座祭(ほんでんせんざさい)が行われ、今週末には竣工奉祝祭が予定されています。
以下、『玉じゃり』第24号の表紙と 貴船神社の記事の写真+テキスト抜粋です。
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貴船神社は、県央の要衝である
諫早市栗面町に鎮座し、創建から260年の歴史を有する町の氏神様である。
その昔、貴船神社が鎮座する一帯は海岸で、船の航通が盛んな場所であった。
その後、陸地として埋め立てられる際に、地域の安泰を願って
水を司る「大海神」をご祭神として神社を創建したのが始まりと伝わる。
昭和31年の改築以来、風雨にさらされ、
約60年の年月を経て老朽化著しく、これ以上の修繕も難しい危険な状況となった。
そこで、地元町内会の総会において神社改築事業の議題が諮られて
満場一致で決議、それを受け貴船神社建設委員会が発足した。
町内会長を中心とした建設委員会と宮司は、
他神社の事例視察や幾度にもわたる会議を重ねて、事業の進捗を図ってきた。
大工棟梁は、神社建築の経験が豊富な地元の宮大工に依頼することができ、
神社らしい優美で荘厳な社殿を実現できた。
特筆すべきは、上棟祭や遷座祭などの祭事において、
子供会を含め地元住民の皆さんが協力・参加をしていただき、
町の一体感を醸成することができた点である。
この一大事業を成し遂げたことで、地域の絆をさらに深めることにつながった。