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妊娠から初誕生日までの流れ
今日は満月です。
しかし、本日の諫早地方は時折り雪が舞い散る曇り空となり、
夜になっても月を確認することは叶いませんでした。
明日も雪が降る寒い一日になるそうです。
さて、前回も赤ちゃんに関連したことを取り上げましたが
今回は、妊娠してから初誕生日までのならわし(しきたり)について
一連の流れを確認したいと思います。
今回は概要のご紹介ですので
まだ詳しく取り上げていないものについては
次回以降で追ってご説明していきたいと思います。
なお、中には行事の数が多すぎるのでは
と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
妊娠中や出産時、そして誕生から1年くらいが経つまでは
現代においても予期せぬことも起りやすく
特に医療技術などが発達していない昔は、子どもの生存率が
あまり高くなかったので、健やかな成長を願う家族の切実な思いが、
こういった節目節目の行事に表れているのかもしれません。
【 妊娠してから初誕生日まで 】
●妊娠
↓
●安産祈願
着帯祝いとも言われ、神社にて安産祈願を行う
妊娠5ヶ月目の佳き日を選んで(できれば戌の日が望ましい)
↓
●出産
↓
●産湯と三日祝い
赤ちゃんが生まれるとすぐに産湯につかわせる
生後3日目、産湯に浸かったあとに袖付きの着物を着せる
↓
●お七夜
生後7日後、子どもに名前を付けて披露する
命名書を神棚などに飾る
↓
●初宮詣(お宮参り)
男子は生後31日目(以降)、女子は33日目(以降)に
祖父母や親族とともに神社にて初宮詣を行う
住んでいる地域をお守りいただいている産土神に
赤ちゃん誕生を奉告するとともに、今後の健やかな成長を祈る
↓
●お食い初め
生後100日後に、これから食べ物に一生困らないように
と願いを込め、お膳を用意し食べる真似をする儀式を行う
↓
●初節句
赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のこと
男子は端午の節句(5月5日)、女子は上巳の節句(3月3日)
↓
●初誕生日
生後1年目の満1歳を祝い、一升餅をふろしきで包み、
赤ちゃんに背負わせて歩かせたりする