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「お祭り」 畳破り、ヘトマト、弁財天祭り
日本には各地で様々な「お祭り」が開催されています。
この「お祭り」の中には何十年、何百年と続いているものも
少なくありません。
どなたも
一度は「お祭り」に関わったことがあるのではないでしょうか。
新聞やテレビニュースなどで報道されましたが
先週末、長崎でもいくつかの「お祭り」があったようなのでご紹介します。
●「畳破り」楠公神社、諫早市白浜町
→上半身裸の氏子男性衆がわらで体をこすり合って
無病息災などを願うもので、250年以上も続いている奇祭。
南北朝時代に楠木正成勢と鎌倉幕府軍が戦った
「千早城の攻防」(西暦1333年)の様子を再現しているもの。
●「ヘトマト」、五島市下崎山地区
→相撲、新婚女性による羽根突き、わらで作った玉を奪い合う
玉せせり、大綱引き、若い女性を巨大なわら草履に乗せて
担ぎ上げて練り歩くなどの行事を一度に行い、
豊漁豊作、子孫繁栄、無病息災などを願う奇祭。
「ヘトマト」の由来や語源は不明とされているが
国指定の重要無形民俗文化財に指定されている。
●「弁財天(メーザイテン)祭り」、新上五島町有川郷
→青年達が揃いの着物をまとい、太鼓を打ち鳴らしながら
鯨唄を唄い、1日をかけて地区内を廻り歩きまわって
大漁・商売繁盛・家内安全等を祈願するお祭り。
かつて捕鯨で栄えた地区で300年以上も続く伝統行事。
こうして各地で様々な「お祭り」が開催されています。
そこには様々な想いが込められており、
代々受け継がれてきたものです。
このような伝統行事は
続けることがとても大事なことであると同時に
その時々の時代の趨勢に流されることなく世代を超えて続けていくことは
非常に困難が伴うものだと思いますので、
関係者の方々のその想いと行動力には敬服いたします。
これからもぜひ続けていってほしいものです。
ちなみに、諫早神社でも「浮立(ふりゅう)」や
数百年続いていたと言われる「射手馬」という「お祭り」がありましたが
残念なことに
戦後に諸々の理由で途切れてしまっているのです。。