『古事記』をホテルに
今日の諫早は雲が広がる一日となりました。
日曜で大安ということもあり、神社では
初宮詣(宮参り)や家祓いなどをご奉仕しました。
さて、昨年は、『古事記』編さん1300年という佳節を迎え
日本最古の歴史書である『古事記』に対する社会的関心も
ますます高まってきています。
また、私たち日本人の歴史書であるにもかかわらず
戦後の後遺症としてなのでしょうか、
日本の歴史にはあまり触れない風潮が続いた
悲しい状況が存在したのも事実のようです。
ただ、 多くの日本人が冷静に考えることができるようになるまで
一定のそうした期間はもしかすると不可避だった側面が
あるのかもしれません。
時が経ち、逆に世界から日本の心が評価されるようになって
改めて日本の文化や歴史などが注目されてきています。
私たちは過去を卑下するでもなく殊更に美化するでもなく、
きちんと日本の歴史を見つめ学ぶ姿勢が求められるのでしょう。
そのような中、
一般財団法人竹田研究財団(理事長・竹田恒泰)が
活動されている公益事業のプロジェクトをご紹介したいと思います。
それは「全国のホテルに『古事記』を置こう!」プロジェクトです。
このプロジェクトでは、
全国のホテルに 無償で『古事記-現代語訳』を配布してきており、
これまでに一万冊以上を配布してきたそうです。
なお、理事長の竹田恒泰氏は
慶應義塾大学講師で作家としても活動し、
『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』などのベストセラーを
執筆されていることでも有名です。
歴史家のアーノルド・トインビー氏はこう言っています。
「12、13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅びている」
世界中どこの国の人々も自国の歴史や神話を教わり知っています。
そういった意味では
これまでの日本は明らかにおかしい状況だったのかもしれません。
この事業は、寄付によって賄われているとのことですので
趣旨にご賛同される方は、支援・協力されてみてはいかがでしょうか。
「全国のホテルに『古事記』を置こう!」プロジェクトの
公式ホームページはこちら。