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「やたら」 由来は雅楽から②
昨日は強い風と黄砂の影響があり
全国的にも強風が吹き荒れ、相当な被害もあったようです。
ここに謹んでお見舞い申し上げます。
本日はうってかわって
風も穏やかで過ごしやすい晴天の一日となっています。
さて、先日のブログで
雅楽が由来となっている日常語がいくつかあるといういことで
「ろれつが回らない」をご紹介しましたが、
今回そのシリーズの続きで
雅楽が由来の日常語「やたら」をご紹介します。
そもそも雅楽とは、日本古来の音楽や舞であり
完成された音楽体系を持ち、世界最古の合奏音楽として知られ
千数百年前から現在まで受け継がれているものです。
各地の神社・神楽殿で演奏が行われるなど
神社とも深い関係があります。
「むやみに」、「やみくもに」、「みだりに」
というような意味で
「やたら」という言葉をお使いになったことはありませんでしょうか。
「やたらに多い」、「やたらめったら」という形で
お聞きになったことがあると思います。
じつは雅楽に、二拍子・三拍子・二拍子・三拍子という混合拍子で
舞楽などに使われる特殊な拍子の曲があり、
これを「八多羅(やたら)拍子」と言います。
本来、農耕民族であった日本人は
騎馬民族に見られる三拍子は苦手とされています。
ましてや、混合拍子となると
日本人は苦手で、演奏がバラバラになってしまい
なかなかうまくいかなかったようです。
そこで、めちゃくちゃになってしまうことを
「やたら」と言うようになったのです。
雅楽が由来となっている日常語が他にもありますので
今後もこのシリーズを続けていきます。