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宮中献穀「抜穂祭」ご奉仕
今日の諫早は落ち着いた曇り空で涼しさを感じる一日となりました。
神社では、団体様での恒久平和祈願や虫供養・無事故祈願祭、
お宮参りや七五三詣などをご奉仕させていただきました。
また明日は、当社の例祭日ということで諸々の準備に勤しみました。
さて、昨日(10月10日)は 本ブログでもご紹介している
宮中献穀事業の「抜穂祭」をご奉仕させていただきました。
今年の斎田は、諫早神社(兼務社)の所管内の小野地区が選ばれていまして
宮中献穀事業の祭典に関わる準備などを仰せつかっております。
献穀田では、5月31日に斎田清祓・播種祭、
6月26日にお田植え祭、8月1日に青田祭を行ってきました。
この献穀田で大切に育てられてきた稲穂を刈り取り、収穫を感謝する神事が抜穂祭です。
古式の作法に則り、田男・刈女が黄金色に輝く稲穂を刈り取りました。
収穫されたお米は皇室に献上され、11月23日に皇居で行われる
宮中行事「新嘗祭」にてお供えされます。
当日は、祭主に
長崎県神社庁・諫早北高支部長の高城神社 宮司様を迎え
副祭主に所管社の私と祭員の神職3名、そして神楽舞を奉納する巫女として
地元中学1年生の3名がご奉仕をさせていただきました。
近くのふれあい会館からの参進行列に始まり、御神前に
8月から練習を重ねてきた地元中学生の巫女の「豊栄の舞」を奉納しまして
100名超のご参列の皆さまと 心を一つに 収穫への感謝をお祈りしました。
稲刈りを行う田男・刈女は、地元の小野中学校の生徒たち12名が担い
慣れない所作ながらも、たわわに実った稲穂を刈り取っていました。
関係各位のご尽力のもと、素晴らしい祭典をご奉仕することができました。
奉耕者殿・耕作長殿におかれましては
台風直撃予報の心配をはじめ、様々なご労苦もあったかと存じますが
奉賛会・地元の皆さまのご支援・ご協力のもと、
素晴らしい稲穂・御米を育てていただきまして誠にありがとうございました。
今月末の皇居での献納式まで、引き続きお務めを宜しくお願い申し上げます。
次回のブログでは、
この抜穂祭がNHKさんのニュースで放送されましたのでご紹介いたします。