「夏越の大祓式」準備中

本日は終日適度な日差しで、温かく穏やかな一日でした。

諫早市営野球場では、高校野球NHK杯が行われており
今日は中地区大会の準決勝が行われていました。

夏の甲子園予選に向けた前哨戦の位置づけもあるNHK杯、
球児の皆さんは日頃の練習の成果を発揮できたでしょうか。
 

さて、間もなく6月を迎えますが
以前のブログでも触れたように、今年から6月末には
「夏越(なごし)の大祓式」を斎行する予定でございます。

ちょうど半年前の12月末には「年越の大祓式」がありました。
 

この「大祓式」は
私たちが日常生活を過ごす中で知らず知らずのうちに積もった
罪・穢れなどを人形(ひとがた)などに託して祓い除けるという
日本古来の伝統的な神事で、毎年6月末と12月末に行われるものです。
 

6月を「夏越の大祓式」、12月を「年越の大祓式」といいます。

その歴史は古く、平安時代に大宝律令で正式な宮中行事と定められ、
中世より全国に普及し、現在も多くの神社で行われています。
 

なお、文書で残っているものが手元になく定かではありませんが、
当神社ではずっと斎行できずにいたため
数十年の時を超え、約百年ぶりに「大祓式」の復活となります。
 

特に今回の「夏越の大祓式」では、「茅の輪くぐり」があり
もちろん当神社でもご用意致します。

 

「茅の輪」とは茅草等で作られた大きな輪のことで
これをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるとされています。

くぐり方は、
「水無月(みなつき)の夏越しの祓する人はちとせの命のぶというなり」
という古歌を唱えつつ、左まわり・右まわり・左まわりと、
八の宇を書くように三度くぐり抜けます。

こうして心身ともに清らかになり、
あとの半年間を新たな気持ちで過ごすことができるのです。

芽の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が
武塔神(むとうのかみ)から
「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、
そのとおりにしたところ
疫病から免れることができたという故事からきています。
 

現在、この「夏越の大祓式」について鋭意準備中でございます。

近日中に詳細を告知いたしますので
しばらくお待ちください。
 

なお、この神事はご自由にご参列できますので
ご都合つかれる方はどうぞご参集ください。

「年越の大祓式」と同様、
社頭にて事前に人形(ひとがた)を頒布する予定です。

ご参列できない方は、この大祓人形をお持ちになり
大祓式当日までに社務所へお納め頂けましたら
お清めお祓いのうえ、お焚き上げをさせていただきます。







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