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【 見えないものを見る 】10月16日(日)秋のお茶会の奉納行事として午後2時30分から披露される「庖丁式:ほうちょうしき」日本料理の源流を今に伝える貴重な儀式です。私たちがふだん食べている和食、日本料理には元来どのような意味や想いが込められて成立してきたのか感じていただけますと幸いです。それでは、今回事前の予習ということで「庖丁式」が誕生した物語に すこし目を向けてみます。..◆料理好きの天皇今から1200年以上前の平安時代初期、当時の天皇、光孝天皇はとても料理が好きで自ら料理の素材を採取し自らかまどの前に立ち料理の腕を振るうほどの天皇でした。百人一首に収められている「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪はふりつつ」という和歌は、光孝天皇が自ら料理の素材を、雪の中に取りに行ったことを詠んだ有名な「若菜摘み」の歌です。..◆料理と命と食その光孝天皇は、料理人の四條山蔭卿(しじょうやまかげきょう)と話をしている中で料理を行うのに際して結果として様々な命を奪っていて心を痛めていることとはいえ人間も食事をしなければ生きていけないということを相談しその上で食べ物に使われる素材のすべての命に感謝をそして祈りを捧げるという意味において庖丁さばきの掟を定めるように四條山蔭卿に命じました。これが「庖丁式」の由来です。..◆カタチとココロ四條山蔭卿は光孝天皇のお考えをお伺いし苦心の末「庖丁式」の作法をつくりあげました。この「庖丁式」の作法はその当時の日本に存在した様々な考え方、例えば命への感謝という観点をはじめさらには中国に古くから伝わる易経や陰陽五行の要素をも取り入れました。「庖丁式」では右手に、庖丁刀左手に、長いまな箸を持ち大きなまな板に置かれた料理素材には決して手を触れることなく自身の六根清浄を念じ天下泰平、五穀豊穣を祈願しつつ、庖丁刀に触れるすべての料理素材の生命に捧げる感謝の意を一刀一礼の作法に則って料理をする型「式」を完成させました。..◆英知の結集料理素材を素手で触らないというのは「食衛生思想」の具現化でありまた、無駄な手数を許さない庖丁式のさまざまな型の中にはすべてに意味がありその意味を順番に行うことによって儀式を成立させることは「長時間食材を放置しない」 ということも考えられています。現代と違い空調も冷蔵庫も無い時代にそのような「合理的な所作」はとても理にかなったものなのです。..「庖丁式」は 派手なパフォーマンスでは そもそもありませんので今回、ご覧になった際にはすこし地味に見えることがあるかもしれませんが、その所作、一つひとつにすべて意味が込められていること合理的な品性の体現をうっすらと、じっくりと感じていただけますと幸いです。..#諫早神社 #神社 #神社仏閣 #神社仏閣巡り #長崎県 #諫早 #諫早市 #長崎 #雲仙 #島原 #南島原 #時津 #長与 #大村 #九州 #神社が好きな人と繋がりたい #神社巡り #神社仏閣好きな人と繋がりたい #開運神社 #神社めぐり #パワースポット神社 #神社が好き #パワースポット #開運 #ていねいな暮らし #神社好きな人と繋がりたい #神社好き #日本文化 #japanculture #japaneseculture







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