情報化社会では日本的なものが有利?

暖かな日差しに春の陽気を味わうことができますが
やはり昨日と同様に風が強めで、
気温は思った以上に上がっていません。

しかし今週末からの「いさはや つつじ祭り」に向け
桜に続きつつじも綺麗な華を咲かせてきています。

 
さて、今週発売の「週刊東洋経済 4/10特大号」
p120~p125に、とあるベンチャー起業家の
インタビュー記事が掲載されています。

平成14年に「チームラボ」という
IT系ベンチャー企業を立ち上げ
社長を務める「猪子寿之(いのこ としゆき)」氏についてのものです。 

 
猪子氏は東京大学工学部を卒業とともに
仲間五人と「チームラボ」という会社を創業しています。

これまでに
グルメ情報サイト「ぐるなび」母体企業の取締役を務めたり、
おもろ検索エンジン「サグール」の開発、
全国一の人気ニュースポータルサイトの産経新聞「iza」、
日仏交流150周年事業のデジタル・メディア・アート「花と屍
などに携わっています。

破天荒な言動が目を引いているようですが
その才能と可能性は多くの方が認めています。

 
インタビュー記事の中で
【情報化社会とその競争力の源泉】について
次のように書かれていますのでご紹介します。

  たまにハリウッド映画を見ると気持ちが悪い。
  この気持ち悪さの源泉は何だろう。
  「勧善懲悪、二次元論的な倫理観。八百万の神の
  日本のほうが情報化社会と相性がいいのではないか」。

  情報化社会の本質は、二次元論ではなく、あいまいさであり、
  テクノロジーとクリエーティビティの〝融合〟だ。

  (中略)さらに言えば、究極はクリエーティビティだ。
  「テクノロジーは最終優位性にはならない。
  テクノロジー=ソースコードは一瞬でシェアされるので」。
  英語が読め、ネットに接続できれば、誰でもテクノロジーは
  修得できる。

  だが、クリエーティビティは違う。クリエーティビティは
  文化に依拠し、文化は豊さに依存する。
  ゆえに、先に豊かなほうが断然有利。

つまり、情報化社会においては
日本的な価値観こそ輝くとしているのです。

 
これが正しいのかどうかはよくわかりませんが
この考えを基にした事業が
ある面で成功しているのも事実なのでしょう。 

また、日本は物理的な資源が乏しい国です。
これからの世界で生き残っていくため勝ち残っていくためには
私たちがこれまでに培った技術や文化が最大の強みとなることは
間違いのないことでしょうし、
逆にそれしか道筋はないのではないでしょうか。

 
少しわかりにくかったかもしれませんので、下記に
同じ内容の他記事(INTERNET Watch -ITベンチャー社長に聞く-)を
引用しますのでご参考下さい。

  ●主観的な日本文化は情報化社会に合う

  僕は、ハリウッド映画を見ていると、気持ち悪いんですよね。
  客観的な正義と悪が出てきて戦いになって、
  正義が勝って最後に愛を語って終わりでしょう。
  でも、そもそも客観という概念は日本人にはないんです。
  立場が違えば正しいものは違うというのが日本。
  すべては相対的なんですね。

  日本的な対立はハリウッド映画のようにきれいに善悪分かれません。
  アニメ映画「もののけ姫」で、自然を守ろうとする
  もののけ姫の立場もわかるし人間の生活を守ろうとする
  エボシの立場もわかる、善悪ではないけれど
  利害が対立することから争いになる。

  客観主義は、マスコミ・産業革命と相性がいいんです。
  日本には客観性が欠落していて、主観的でしかありません。
  主観を中心に考えると、多様な価値観というものが出てくる。
  もともと日本は、多神教の国ですしね。

  こうした多様な価値観を受け入れる考え方は、
  ネットと相性がいいんです。ネットは一人一人が
  プロダクションしていて選ぶものも多様でしょう。
  なので、日本的な文化の方が情報化社会と相性がいいんじゃないか
  と思っているんです。

  日本のコンテンツブームが起きたのは、ネットが始まって、
  客観性を重んじて、ひとつの価値観で統合された世界観を持つ
  西洋文化より、客観性よりも主観性と多様性を重視する
  日本文化の方がしっくりきたからではないかと思うんです。

  ネットが普及する前は、世界をなにかひとつの価値観で覆い、
  ひとつにまとめることができるような気がしていたと思うんです。
  1991年に湾岸戦争で、父ブッシュが「世界のために」
  と言うのは“あり”でした。

  けれど、ネットが普及した後の2002年に
  イラク戦争でブッシュが「世界の正義のために」と言ったのは、
  “気持ち悪い”と感じたんです。
  それまではぎりぎり覆えていたように見えたけれど、
  実はそうではなかったとバレてしまったんです。

  情報化社会がきた途端、日本のコンテンツがブームになってますね。
  日本のコンテンツブームが起きたのは、ネットが始まって、
  客観性を重んじて、ひとつの価値観で統合された世界観を持つ
  西洋文化より、客観性よりも主観性と多様性を重視する
  日本文化の方がしっくりきたからだと思います。

  僕は、ディズニーよりも、
  日本の漫画とかゲームの方が好きなんですよ。
  たとえば「機動戦士ガンダム」は何が正しいかわからない
  物語じゃないですか。
  「忠臣蔵」はアメリカでやったらテロ集団ですよ。
  「ドラゴンボール」の登場人物はなぜ戦っているかわかります?
  自分が一番になりたいから戦っているんです。
  思いっきり主観的な目的のために戦っている。

  「忠臣蔵」では、四十七士は社会全体の正義ではなく
  世話になった人のために動きます。
  自分の正義が一番正しいから、吉良上野介を殺しに行くわけです。
  ただし、それでは社会が成り立たないので、
  社会を成り立たせるために切腹になるわけです。
  忠臣蔵の音楽は悲壮ですよね。

  僕はたとえば会社でも、お金を儲けること、
  いくら儲けたかというたったひとつの基準、
  ひとつの価値観だけしかないというのは嫌なんです。

  以上

 
皆さんはどう思われますでしょうか。



詩吟(しぎん)

本日は終日穏やかな一日でしたが
関東では強風が吹き荒れ
交通機関がマヒするなどの大きな影響もでたようです。 

 
さて、明後日4月4日(日)に
諫早文化会館にて「詩吟朗詠錦城会 長崎県本部大会」が
行われます。

詩吟とは日本の伝統芸能の一つで
漢詩や和歌、俳句、短歌などに独特の節回しをつけて
吟ずる(詠う)ものです。

最近は、漫才コンビ「天津」の木村卓寛氏が
「あると思います」「吟じます」というフレーズを使い
詩吟風のネタを披露しているため、そのような形のものを
耳にしたことがあるかもしれません。
 

詩吟の由来は古く、平安中期の頃の漢詩や和歌の
宮廷歌謡 「朗詠」であると言われています。

江戸時代になると
徳川五代将軍「綱吉」が、湯島に昌平坂学問所を開き、
諸藩の秀才を集めて全寮制の教育を行った(現在の東大の前身)時に、
漢詩の講義で、漢詩に「ふし」をつけて読んで聞かせたのが
今日の詩吟の始まりとなったと言われています。

また幕末においては、悲憤慷慨・士気高揚を図り
明治維新の原動力の一翼を担ったとも言われています。

近年は、老若男女だれでも気軽に始められるということと
腹式呼吸を使い心肺機能を健康にする効果があるということから、
健康維持などをきっかけに詩吟を始める方も多いそうです。

 
その詩吟の大会が
明後日、諫早文化会館で行われますので
ご関心のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 ■詩吟朗詠錦城会 長崎県本部大会
  日時:4月4日(日) 午前11時~午後4時30分
   場所:諫早文化会館・大ホール(長崎県諫早市宇都町9-2)
  入場料:1,000円
  問合せ先:詩吟朗詠錦城会長崎県本部(TEL:0957-26-8814)

 
なお、昨日のブログ記事の
卯月(4月)歳時記の内容が誤っておりましたので
訂正いたしました。



春告鳥(はるつげどり)=鶯

桜はほぼ満開になっていますが
残念ながら本日は終日雨模様となっています。

明日そして明後日午前中までは
ぐずついた天気が続くようです。

 
さて、「春告鳥(はるつげどり)」と聞いて
皆さまはどの鳥を思い浮かべますでしょうか。

とても風情のある呼び名ですね。

じつは「鶯(うぐいす)」のことを
「春告鳥」と言います。 

これは
鶯の鳴き声で春の訪れを詠った

〝 鶯の谷より出づる声なくは春来ることを誰か知らまし 〟
『古今和歌集』 ~大江千里~

〝 鶯の声なかりせば雪消えぬ山里いかで春を知らまし 〟
『拾遺和歌集』 ~藤原朝忠~

などの和歌がもとになり
「春告鳥」と言われるようになったそうです。

ただ、「はるつげどり」は六文字であり
和歌で詠うには使いづらいということもあってか
実際の和歌に用いている作品は
残念ながらほとんど存在していないとのことです。

 
なお、明日は毎月1日15日に行っております
「月次祭」の日でございます。

ご自由にご参列できますので、
ご都合つかれる方はどうぞご参詣下さい。

■つきなみさい
4/1(木)  9:30~



劇団「少年社中」

昨日に引き続き、どんよりした天気で
午後からは小雨が降り注いでいます。

明日は、大安で且つ「戌の日」安産祈願(着帯祝い)なども
ありますので、なんとか回復してほしいものです。

 
さて、本日は
とある劇団のご紹介をいたします。

私が在籍していた大学の公認サークルで、
演劇研究会内のアンサンブル劇団が公演をしているのを
観に行ったことが始まりです。

その名も「少年社中」という劇団の
記念すべき第1回公演でした。

 
それまでは演劇といってもあまり馴染みのない、
ちょっと遠い存在だったように思います。

しかし、その公演を観てからは考えが一変しました。

同じ年代と思えないようなパワー・表現力で圧倒され、
一瞬で劇団「少年社中」の魅力の虜になったのです。

学生演劇は他にもいろいろな劇団を観に行きましたが
その中でも抜群のパフォーマンスと感じました。

その後、平成14年末には演劇研究会から独立し、
東京を中心に青山円形劇場シアタートラムなどで
公演を重ねています。

現在までに20回以上もの公演が行われていますが
そのほとんどを観劇しています。

 

 
最近、その「少年社中」の公演があり
幸いにも日程が調整できたので観劇してきました。

今回の公演名は【機械城奇譚】。

内容の詳細は控えますが
機械と人間、無と有と心、記憶と想像、時の儚さ
をテーマにした物語だったと思います。

今回もとても素晴らしいパフォーマンスで心揺さぶられる公演でした。

 
次回公演は
今年6月に青山円形劇場で行われるようです。 

 
ご関心ある方はぜひ一度観劇されてみて下さい。



サントリー「ボス」CM 神社編

三連休中日の今日は、少し風が強く肌寒いものの
すっきりとした青空が広がる
おでかけ日和の一日となっています。 

 
さて、サントリーの缶コーヒー
「ボス レインボーマウンテンブレンド」の
テレビCMをご存じでしょうか。

ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズ
宇宙人役を演じ、さまざまな職業を転々としながら
地球を調査するというシリーズです。

皆さんも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。 

 

第24作目となる今回のシリーズは、
ジョーンズが白長着に浅葱色の袴という神職の姿で登場し
神社の授与所にて、参拝者に御守り等を授けながら
“しぶとさ”“潔さ”についてリポートをするものとなっています。

ゲストには、
プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの山﨑武司氏、
大相撲・大関の魁皇関、
ボクシング・元世界王者の内藤大助
を迎えています。

それぞれの信念を胸に、挫折や苦境を乗り越え、
地道にコツコツ努力し続け、目立たずとも
たゆまぬ努力で前進し続ける人々の代表として、
プロスポーツ界で長年ファンを魅了し続ける
この3人がゲストに選ばれたそうです。

また、CM楽曲には
森山直太朗氏の名曲「さくら(独唱)」が流れており
春を印象的に演出しています。

 
こちらのホームページ
そのCM映像が公開されていますので
一度ご覧になってみて下さい。 

30秒編・15秒編・メイキング情報があります。



薬膳鍋

暖かくなってきたかなと思っていたところに
ここ数日の寒波は体に堪えますね。

諫早も昨日は雪が舞っておりましたが
本日は打って変わって晴天に恵まれました。

こういった寒い季節に食べたくなるのが、
心も体も温かくなる鍋料理ですよね。

 
先日、上京した際に
薬膳鍋専門店で「薬膳火鍋」という
モンゴル発祥の鍋をいただきました。  

 

 

 

この鍋は、モンゴルの英雄チンギスハンが考案した
と言われているもので、数十種類もの天然の植物エキスを
抽出したスープで食する鍋です。 

そのスープは素材の味を引き出したもので、
天然の成分が体に吸収され、滋養強壮や美容に効果が有るため
近年、女性を中心にとても人気のある鍋料理です。

こちらでは、辛くないスープと辛めのスープの2種類があり
お好みの配分で食べることができます。  

言葉ではうまく表現ができませんが、、、、
ふだんあまり味わったことのない匂い・味にもかかわらず
すっーっと身体に入っていくようなスープとなっていて
珍しい食材一つ一つも格別で、とても美味しいお鍋でした。 
 

店員さんによると、このお鍋は
こちらのお店の経営者の方が数年前に台湾へ行ったとき、
薬膳火鍋を初めて食べる機会があり
その時に、「これは日本人に受けるかもしれない!」
ということで日本で薬膳火鍋のお店を出したとのこと。  

ただ、その時に
やはり日本人向けに少しアレンジを加え、
味を改良したり素材にこだわったり
麺やデザートをつけるなどの工夫をしているそうです。 

まだ食べたことのない方は、
一度召し上がってみてはいかがでしょうか。 

以下、参考までに
先日のメニュー内容です。

 
①前菜
 カラスミと馬のタタキ

②恋餅
 清皇室内でしか食べられないというお菓子

③薬膳火鍋(数十種類の天然エキスによる辛口の天香鍋・甘口の回味鍋)
 タモギ茸、柿ノ木茸、エリンギ茸、茶樹茸、椎茸、
 キャベツ、サツマイモ、にんにく、ロメインレタス、長芋、
 米沢豚のしゃぶしゃぶ肉、台湾肉団子、タラ、豆腐、竹の子入り天香包

④麺類
 クロレラ入り翡翠麺

⑤デザート
 マンゴーアイス



ブログ再開いたします

本日よりブログを再開いたします。

自粛期間中、多くの方々にお世話になりました。
ありがとうございました。



ブログ自粛いたします

一身上の理由により、少しの期間
本ブログを自粛いたします。

恐縮ですが、ご了承のほどお願い申し上げます。



【ご報告】累計10,000アクセス

諫早神社の
公式ホームページ・公式ブログの累計アクセス数(PV)が
2月13日時点で10,000を超えておりました。

節目の数字ですので、ここにお知らせ致します。

ホームページはずいぶん前から開設の計画をしておりましたが
ようやく昨年の12月8日に開設をすることができました。
ブログは翌々週の12月21日からのスタートですので
約2ヵ月で10,000アクセスとなります。

ご覧いただいております皆様に感謝を申し上げます。

これからも日々の生活の中で
気軽にご覧いただける親しみのもてるサイトを目指して
随時更新して参りますので
今後もご高覧いただけますと幸いです。 

 

梅が綺麗に咲いています



和風総本家

テレビ東京系列で放送されているテレビ番組
和風総本家」をご存じでしょうか。

現在は毎週木曜日21:00-21:54に放送されております。

長崎では他系列局においても
再放送が観られる場合があるようです。 

 

この番組は
「和のエンターテインメント番組」というコンセプトで
知っているようで知らない、和の伝統文化などをわかりやすく
クイズ形式で紹介する番組です。

最近流行りのクイズ番組とは一線を画し、あるテーマや人に
焦点をあてた企画や落ち着いた雰囲気での演出であったり
その独特な番組進行も気になったりで
最近は時間があえば拝見するようになっています。

ちなみに次回は
2月11日(木)放送予定で
テーマは「日本を支える人々・朝ごはん編」。
美味しい日本の朝ごはんを裏から支える人々が紹介されるそうです。

 
身近なものについて知ることで
もっと日常が楽しめるようになるかもしれません。

ご関心あられる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。







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