車祓所を設けました

本日は、晴天ながらも
強風が吹きすさぶ一日となり
日照状況に比べ体感温度は低かったかもしれません。

 
さて、当神社では
「ご祈祷(お祓い)」ページでご案内しておりますように
新車・中古車を購入時の交通安全祈願
所謂、「車のお祓い」も承っております。

これまでは車のお祓いをする場所を
特に設けていませんでしたが、
本年1月から下記写真にあるように
「車祓所」を設けましたのでご紹介いたします。

 

「車のお祓い」をお申込みの際は、
鳥居横の車両出入り口より境内に入っていただき
参道横に設置しております「車祓所」前で停車下さい。

社殿祈祷の後、
「車祓所」にて車両のお祓いを致します。

 
なお、車のお祓いを受けたとしても
交通安全に対する意識を常に持つことが大切です。

私たちが生きていくうえで最も基本的で大切なことは
安心で安全であることですが
車は便利であると同時に不慮の危険性が高い乗り物です。

 
新車や中古車をお求めになった際はもとより、
無事故でつつがなく過ごせるよう
また交通安全の意識を高めるためにも
年毎など、折に触れ「車のお祓い」を受けられるのも
よいのではないでしょうか。



薬膳鍋

暖かくなってきたかなと思っていたところに
ここ数日の寒波は体に堪えますね。

諫早も昨日は雪が舞っておりましたが
本日は打って変わって晴天に恵まれました。

こういった寒い季節に食べたくなるのが、
心も体も温かくなる鍋料理ですよね。

 
先日、上京した際に
薬膳鍋専門店で「薬膳火鍋」という
モンゴル発祥の鍋をいただきました。  

 

 

 

この鍋は、モンゴルの英雄チンギスハンが考案した
と言われているもので、数十種類もの天然の植物エキスを
抽出したスープで食する鍋です。 

そのスープは素材の味を引き出したもので、
天然の成分が体に吸収され、滋養強壮や美容に効果が有るため
近年、女性を中心にとても人気のある鍋料理です。

こちらでは、辛くないスープと辛めのスープの2種類があり
お好みの配分で食べることができます。  

言葉ではうまく表現ができませんが、、、、
ふだんあまり味わったことのない匂い・味にもかかわらず
すっーっと身体に入っていくようなスープとなっていて
珍しい食材一つ一つも格別で、とても美味しいお鍋でした。 
 

店員さんによると、このお鍋は
こちらのお店の経営者の方が数年前に台湾へ行ったとき、
薬膳火鍋を初めて食べる機会があり
その時に、「これは日本人に受けるかもしれない!」
ということで日本で薬膳火鍋のお店を出したとのこと。  

ただ、その時に
やはり日本人向けに少しアレンジを加え、
味を改良したり素材にこだわったり
麺やデザートをつけるなどの工夫をしているそうです。 

まだ食べたことのない方は、
一度召し上がってみてはいかがでしょうか。 

以下、参考までに
先日のメニュー内容です。

 
①前菜
 カラスミと馬のタタキ

②恋餅
 清皇室内でしか食べられないというお菓子

③薬膳火鍋(数十種類の天然エキスによる辛口の天香鍋・甘口の回味鍋)
 タモギ茸、柿ノ木茸、エリンギ茸、茶樹茸、椎茸、
 キャベツ、サツマイモ、にんにく、ロメインレタス、長芋、
 米沢豚のしゃぶしゃぶ肉、台湾肉団子、タラ、豆腐、竹の子入り天香包

④麺類
 クロレラ入り翡翠麺

⑤デザート
 マンゴーアイス



神社専門書店 『鎮守の杜』

時々、神社に関連する本や雑誌を見かけることがありますが
一般の書店では
ほとんどそういった機会はないかと思います。

そのような中、
神社関係専門の書店があることをご存じでしょうか。 

 
神社専門書店、その名も 『鎮守の杜』。 

この店舗は、東京・千駄ヶ谷にありまして
残念ながら神社専門の書店は現在この一ヶ所だけのようです。

よって、ここは唯一
陳列の全てが神社や神道関係の本ということで
とても貴重な書店と言えるでしょう。  

 


 

先日、上京の機会がありましたので
その折にお伺いし、何冊か購入いたしました。

  

近年は「スピリチュアル」「パワースポット」などに注目が集まり
神社への関心も高まっているようです。

この機会だから、というわけではありませんが
先人の経験や知恵が凝縮されている私たちの文化や、
その歴史とともに歩んできた神社に対する
知見を深めることも大切なことではないでしょうか。

 
ご関心のある方は、ぜひお立ち寄りになってみて下さい。

一部はインターネットからの購入もできるそうですので
遠方の方などはこちらからもご利用いただけます。 

なお、店舗は
交通量の激しい道路に面したビル1Fにあり、
気にかけないと通り過ごしてしまうかもしれませんので
ご注意されて下さい。



『とろける生カステラ』に抹茶味が登場

以前ブログにて紹介しました
諫早市にある菓秀苑森長の『とろける生カステラ』が
発売以来4ヶ月で
なんと1万個を超える販売を記録したそうです。

すごいですね。

現在は、百貨店の物産展への出店など
さらに人気が高まっているとのこと。

 
そこで今回、新たな試みとして
生カステラの新しい味を発売することが決まったそうです。 

その第1弾は、抹茶味。

しかし、期間限定で
昨日3月8日~平成22年4月7日の一ヶ月間
インターネットでの販売となります。

宇治産の抹茶をふんだんに使用しているそうで
抹茶と、生カステラのあの食感とがコラボレーションすることで
どう美味しくなっているのか楽しみですね。 

 
お求めはこちらからできます。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/moricho/index.html
http://www.rakuten.co.jp/kasutera-moricho/



「重陽の節句」 五節句シリーズ⑤

五節句シリーズの第五回目・最終回は、
9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」です。 

「重陽」は五節句の5番目の節句で、
9という最大の陽数(奇数)が重なる日として
大変めでたい日とされています。

 
古代大陸では、この日に、香気の強い木の実をつけて
山に登り、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わし、
長寿と無病息災を願う風習がありました。 

日本にも飛鳥時代に伝わり、
平安時代には正式な宮中行事となっています。

 
なお、重陽は「菊の節句」とも呼ばれますが
これは菊が不老長寿に結びつくとされていることによるもので
重陽の前夜に菊花に綿をかぶせ、重陽の日の朝に
その菊の香や露を含んだ綿で顔を拭くと、
長寿や美人になると言われてきました。 

また、同時期に農村などでは秋の収穫祭として
栗ご飯などを食べて祝っていたことなどから
「栗の節句」とも呼ばれています。 

 
江戸時代には、9月9日を含む五節句は祝日となり
各藩の藩主などが登城してお祝いをしていたそうです。 

その後、明治時代これらは廃止され
新暦にも移行してしまったため、その季節感も
以前のようには必ずしも感じることができなくなりました。

 
しかしながら、
これら五節句(1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)は
今現在も、私たちの生活の中の年中行事として
脈々と受け継がれています。 

少しずつ形は変わっていくかもしれませんが
古来からの生活の知恵や伝統を
これからも未来の世代に伝えていきたいものですね。



「七夕の節句」 五節句シリーズ④

五節句シリーズの第四回目は、
7月7日「七夕(しちせき、たなばた)の節句」です。

 
「七夕」は五節句の4番目の節句で、
古代大陸の牽牛(けんぎゅう)・織女(しゅくじょ)伝説が
奈良時代に日本へ伝わり、
日本古来の棚機津女(たなばたのつめ)の物語と合わさって
現在の七夕祭りが生まれたと言われています。

 
日本では古来より、「棚機津女」といわれる女性が
機(はた)で織った布を神におさめ、病気や災厄が起こらないように
願ったという話がありました。 

そして、大陸の文化と合わさって
竹竿に糸をかけて願いを星に祈るとかなえられるという習わしに従い
梶の葉に歌を書き付けて手向ける「星祭り」を行うようになりました。 

その後、江戸時代に入ると、短冊に詩歌を書き
笹竹に軒先に立てる風習が寺子屋の普及とともに浸透していきました。 

明治になり、各地で
大規模な七夕祭りが開かれるようになることで
さらに一般の人々の風習として広まっていったようです。 

現在、7月7日は
織姫と彦星が逢瀬を重ねる星を見守る日として知られ、
願い事を書いた短冊や色紙を切った網、吹き流しなどを飾って
竿竹にくくると、その祈りが届くとされており
全国各地で七夕にちなんだ催しが開かれています。 

 
なお、七夕の食べものとして
「素麺(そうめん)」があります。 

これは、奈良時代に伝わった唐菓子の一つで
小麦粉、米粉に塩をまぜてねりあげた
「索餅(さくべい)」が原形と言われています。 

索餅は、熱病を流行らせた霊鬼神(7月7日に亡くなる)が
子供時代に好きだったもので、
生前好んだ索餅をお供えすることによって
その祟りを沈めるとされていました。
やがて、索餅は現在の素麺へと変化していき
七夕に素麺を食べるようになったそうです。 
以上、7月7日「七夕の節句」のご紹介でした。 

次回の第五回目は9月9日「重陽の節句」です。



「端午の節句」 五節句シリーズ③

五節句シリーズの第三回目は、
5月5日「端午(たんご)の節句」です。

「端午」は五節句の3番目の節句で
「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも言われます。

菖蒲はその強い香気から、厄を祓うということで
軒に吊るしたり、菖蒲湯に入って無病息災を願いました。  

また、「菖蒲」は
「尚武(しょうぶ)」(武を重んじること)に通じることから
勇ましい飾りをして男の子の成長を祝う「尚武の節句」とも言われます。 

 

端午の節句は奈良時代から続く古い行事です。
ただし、「尚武」に通じるとされ
男の子の行事として定着するのは
武士が台頭してくる平安時代以降からとなります。

江戸時代には、5月5日を幕府の重要な式日として定め、
男の子が生まれると、玄関前に馬印や幟を立てて祝いました。
これが武者人形飾りや鯉のぼりの原形です。

こうして時代とともに
男の子の成長を祝うお祭りへとなってきたのです。 

 

今は、身を守る「鎧」や「兜」を飾ったり「鯉のぼり」を立てて
男の子の成長や立身出世を願ってお祝いをするのが一般的です。
また、(特に関東では)縁起物として「柏餅」「ちまき」を食べる風習があります。

現代においては
5月5日は「こどもの日」として祝日となっているため
親戚や家族とそろって子供の成長を祝う一日となっているようです。

 
以上、5月5日「端午の節句」のご紹介でした。

 
次回の第四回目は7月7日「七夕の節句」です。



「上巳の節句」 五節句シリーズ②

五節句シリーズの第二回目は、
3月3日「上巳(じょうし)の節句」です。

「上巳」は五節句の2番目の節句で
桃が咲く時期と重なることから「桃の節句」とも言われ、
桃などの自然の生命力をもらうなどして厄災を祓います。 

これは、古来より罪やケガレを除くため
息を吹きかけた人形を水に流していたことに由来しており、
これが女の子の誕生と成長を祝う
現在の「雛祭り」「雛人形」の原型となっているのです。 

 
既に平安時代には「上巳の祓い」という行事があり
その行事では、川上から杯を流し、
自分の席に流れ着くまでに歌を詠む「曲水の宴」が催され
この席で桃の花を添えて白酒を飲んでいたようです。 

また、紙の人形を川や海に流して不浄を祓う風習は
「流し雛」として現在も各地で行われています。 

 

雛人形を飾る習慣は、室町時代頃から広まりはじめ
徐々に「流し雛」から「雛祭り」へ行事の内容が変遷し
江戸時代にはひときわ豪華な雛人形を飾るようになっていきました。 

今でも「草野本家(日田)」など
その当時につくられたという雛人形を展示しており
大勢の方々が観光に訪れるそうです。 

現在はご家庭にも「雛祭り」は深く根付いており
家族そろって女の子の成長を祝う日として親しまれ
私たちの生活に受け継がれています。 

また、雛祭りには伝統的なお祝い膳があり
ちらし寿司、はまぐりの吸い物、菱餅(ひしもち)、
雛あられ、白酒などを食してお祝いをします。

ちなみに、長崎では
「桃カステラ」(桃の形をした郷土菓子)を
縁起物として食すことが多いようです。 

 

桃カステラ

以上、3月3日「上巳の節句」のご紹介でした。

 
次回の第三回目は5月5日「端午の節句」です。



「人日の節句」 五節句シリーズ①

五節句シリーズの第一回目は、
1月7日「人日(じんじつ)の節句」です。

「人日」とは五節句の1番目の節句で
この日に七草粥を食べ、1年の豊作と無病息災を願うもので
既に平安時代にはそのような風習があったようです。

 
そもそも「人日」とは、
1月1日を「鶏の日」、2日を「狗(いぬ)の日」、
3日を「家猪(かちょ)の日」、4日を「羊の日」、
5日を「丑(うし)の日」、6日を「午(うま)の日」として
それぞれを占い、
7日を「人を占う日」=「人日」として
一年の無病息災などを祈り、、
七種の菜で吸い物をつくって食べていたものに基づいています。

 
今では、この七種の野菜を刻んで入れた粥(かゆ)を
七種粥(七草粥)といい、
1月7日に食べるとその一年を健康に過ごせるとされており
現代でも私たちの生活に受け継がれています。

じつは七草粥、呪術的な意味ばかりだけではなく
御節料理で疲れた胃腸をいたわり、野菜が乏しい冬場に
不足しがちな栄養素を補うという効能もあります。

旬の生き生きした植物である七草を粥にして食べれば、
自然界から新たな生命力をいただき、
無病息災で長生きができるとされているのです。

一般的な「春の七草」は下記の通りです。
 ※地域によって異なっている場合があります。

1、芹(せり)、セリ

2、薺(なずな)、ナズナ(ぺんぺん草)

3、御形(ごぎょう)、ハハコグサ(母子草)

4、繁縷(はこべら)、ハコベ

5、ほとけのざ、コオニタビラコ(小鬼田平子)

6、菘(すずな)、カブ

7、蘿蔔(すずしろ)、ダイコン

 
以上、1月7日「人日(じんじつ)の節句」のご紹介でした。

次回の第二回目は3月3日「上巳の節句」です。



明日は「上巳の節句」 五節句シリーズ

3月3日は「上巳(じょうし)の節句」にあたり
桃が咲く時期と重なることから「桃の節句」とも言われ、
桃などの自然の生命力をもらうなどして厄災を祓います。

この日は女の子の誕生と成長を祝う
「雛祭り」としてご存じのことでしょう。

先日もご奉仕させていただきましたが
生まれて初めて迎える節句の場合、
神社で「初節句祭」のご祈祷を行うこともあります。 

 
そもそも「節句(節)」というのは
古代大陸の暦に定められた季節の変わり目を言うもので、
これが日本に伝来し、
日本古来の風習と結びついて形成されてきたものです。

宮中ではこれら節句の定められた日に邪気を祓う
「節会(せちえ)」と呼ばれる祭事を行っていました。

江戸時代になると、
幕府はこのうちの5つを「五節句」として式日に定め、
宮中の正式行事として行うようになりました。 

奇数が重なった日を節句として定め
五節句には3月3日や5月5日がなど選ばれています。
ただ、1月1日(元旦)だけは別格とし、
その代わりに1月7日の人日(じんじつ)を五節句としています。  

 
明治になると宮中行事は廃止されてしまいましたが
これら「五節句」は今でも年中行事として
私たちの生活に受け継がれているのです。

 
これから五節句シリーズということで、
それぞれの「節句」についてご案内いたします。

次回ブログは
1月7日の「人日(じんじつ)の節句」です。







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